京都に暮らすなら、京都らしい文化を大切にした住まいを選びたいと考える方も多いのではないでしょうか。
また、京都を訪れる観光客をターゲットにしたビジネスを考えた時、地の利を生かした不動産を選ぶ事も重要です。
それには、京町家が最適でしょう。
今回は、不動産購入に京町家を選ぶメリットをご紹介します。
京都の不動産に町家を選ぶメリット
町家と聞くと、古くて狭い日本家屋というイメージがあると思います。
しかし間口が狭く、奥に細長い特徴的な敷地は現在の狭小住宅にも通じるものでもあります。
そこで、現代の暮らしにも適した町家の特徴とメリットについてまとめました。
・職住一致
自宅をオフィスとするSOHOは、もともと家内工業で伝統産業を守ってきた京都では、ごく一般的なものでした。
例えば広い土間でお客様の対応をしながら、奥の機場(はたば)で織物を織りながら暮らす…こうした職住一致の暮らしは、仕事をする上で24時間対応ができたり、小回りが利くなどメリットも多いでしょう。
・シックハウス・アレルギー対策
京町家は、木と紙と石、土などの自然素材でできています。
化学物質が使われていないため、暮らす人にシックハウス症候群を引き起こしません。
また、建物に使われている木材は全て古い物のため、精油成分や水分が抜けており、特定の木材にアレルギーのある方でも、その反応は新しい木材と比較して格段に軽減できます。
・エコで地球にやさしい住まい
京町家が夏涼しいのは、太陽に照らされた瓦屋根が熱を帯び、上昇気流が発生して打ち水で冷やされた路地の涼風が室内に引き込まれるため、家全体が換気扇のような働きをします。
こうした先人の知恵の集大成が京町家であり、自然の恵みを取り込む省エネルギーの住まいとも言えるでしょう。
・景観の保全
京都の街並みの美しさを構成するのは、伝統的な軸組木造(じくぐみもくぞう)で建てられた町家の表構えが大きな役割を果たしています。
この歴史と伝統が息づく街を守り、次世代へ着実に継承していくことは、京都に暮らす人にとって重要な課題です。
京町家に住む事で、京都の伝統を守り、景観保全に協力できます。
京都の不動産・町家をリフォームしてより快適な住まいに
先人達の様々な工夫や知恵が見られる京町家ですが、現代に合わせてリフォームが必要になる事もあるでしょう。
その場合、町家ならではの魅力を存分に生かしたリフォームを行いたいものです。
例えば、天井を取り払って丸太の梁を露わにすることで、古い木材の味わいを常に楽しむ事が出来る住まいとなるでしょう。
また、屋根に天窓を設ければ暗かった2階部分に明るさや開放感が生まれ、その光を吹き抜けのリビングまで届くようにデザインすれば、光だけでなく風も通り抜ける快適な住まいとなります。
また、多くの部屋に仕切られ狭く感じていた空間をつなげ、広々とした開放感のある住まいに改装し現代の生活様式にあうリノベーションを施す事も可能です。
おわりに
不動産購入に京町家を選ぶメリットをご紹介しました。
京都・大阪の不動産を豊富に取り扱うセンチュリー21グローバル不動産販売では、京都の町家の売却・購入のお手伝いをしています。
不動産購入・売却でお悩みのある方は、弊社スタッフまでお気軽にご相談ください。