ご自宅の家のお隣に、老朽化して今にも倒壊しそうな家屋があったとしたら、あなたはどうしますか?
「いつか倒壊するんじゃないか」「誰かに放火されやしないか」など、いつも気が気ではないのではないでしょうか。
空き家がある事で、周辺住民は大きな負担を強いられることになります。
そんな老朽化した家屋が隣にある物件を売りたい場合、どのような影響があるのでしょうか。
隣に空き家がある物件を売却するのは
隣に老朽化した家屋がある物件を査定した場合、相場の半額と言われるケースもあるようです。
売主側としては「自宅は問題なく暮らしてきたのだから、空き家のことは別に考えて査定してほしい」と思うでしょう。
しかし、買手はできるだけリスクを避けたいと考えるのが普通です。
買手が購入後に直面する様々なリスクの分だけ価格を下げなければ売れないのが現状のため、査定額は当然厳しくなります。
既に老朽化した家屋がある、これから老朽化が懸念される家屋がある場合、近隣全てが影響を受ける大きな問題となっているのです。
それでは、近くに老朽化した誰も住んでいない家屋がある物件の場合は、価格を下げて売却するしか方法が無いのでしょうか。
隣の空き家と同時売却を目指す
隣の空き物件の所有者がわかれば、その物件と自分の家を同時売却するという方法があります。
不動産業者に相談すれば、空き物件の所有者との交渉に当たってくれるでしょう。
特に売却したい物件の敷地が狭い、土地の形が使いにくいといった場合は、空き物件の土地と自己所有の土地の二つを一緒にする事で需要が広がります。
買手にもメリットが増えるため、自宅のみよりも価格を下げずに有利に売却できる可能性が出てきます。
同時売却を提案し、必ずしも空き物件の所有者から同意を得られるわけではないでしょう。
しかし少しでも可能性があるなら、挑戦してみる価値はあるのではないでしょうか。
隣の空き家の所有者を調べる方法は?
もし隣の空き家の所有者が不明な場合は、不動産会社に調査を依頼するか、法務局やインターネットから自分で調べる事ができます。
・インターネット
対象の空家の地番と家屋番号を知っていれば、インターネットを通じて登記事項を確認することができます。
地番や家屋番号は、管轄の登記所へ電話で尋ねれば回答してもらえます。
・法務局で調べる
空き家がある地域を管轄する法務局で、登記事項要約書、登記事項証明書などから所有者情報が調べられます。
所有者情報がわかれば、NTTの番号案内で電話番号を問い合わせて連絡してみたり、便りを出してコンタクトをとってみるのが良いでしょう。
おわりに
隣に老朽化した空き家がある場合の家の売却についてご紹介しました。
センチュリー21グローバル不動産販売では、京都・大阪の不動産売却、購入のお手伝いをしております。
様々な理由から売却が難しいと思われる物件も、弊社スタッフまでご相談ください。