アメリカでは一般的に利用されているホームインスペクションは、主に購入前の中古物件やリフォーム前の中古物件に対して行われる調査のことで、住宅の正確な状態を把握して報告するサービスになります。
それによって住宅の現状を把握でき、適正な購入価格、リフォーム見積りを立てることができたり、物件購入の決断に至る際の重要な情報を得る事ができたりするのです。
例えば内装が綺麗で、住むに良さそうな物件も、調査の結果水道管の中が錆びだらけだったということもあります。
今回はそんな住まいをプロの目線から診断する、ホームインスペクションについてご紹介します。
物件を確認する際のチェックポイント
ホームインスペクションを利用するメリットとして挙げられるのが、プロの目線で診断された住宅について、知らなった情報を知ることができる、ということです。
また、物件の購入前に診断することで、入居後に起こりかねなかったトラブルを事前に防ぐことができます。
以下では、ホームインスペクションのように自分でも実際に確認できるポイントに関してご紹介します。
1. 給湯器は古くないか
中古住宅を購入する場合には、住宅の外壁に設置されている給湯器の確認をしましょう。
古くなっていた場合、お引越し後に開栓したとしてもガス会社から、給湯器の交換を求められる場合がありますので、無駄な出費を避ける為にもしっかりと確認しておく必要があります。
給湯器の交換期間は大体10年ぐらいが目安です。
2. 換気機能があるか
リフォームを行う際には、シックハウス対策のために居室の24時間換気を設備として設けなければならないと、建築基準法では定められています。
例えば換気システムがないマンションのリフォームをする際には、増築に伴って給気口や排気口の外壁への設置が必要になります。
しかし、設置部分がマンションの外壁などになると共有部分にあたってしまうため、設置が難しくなります。
シックハウス対策をしっかり行いたいという方は、その対策がリフォームで可能になるのかどうか、というところまで把握しましょう。
3. 断熱性能があるか
「暮らしやすさ」を実現するためには、常に適当な温度で快適に過ごすことができる、ということは大前提ではないでしょうか。
断熱性能がある物件であれば、エアコンを使用した際に、その熱を逃さないので、冬は暖かく過ごせますし、夏は涼しく過ごすことができます。
特に高層マンションの上階や、角部屋、コンクリート打ちっぱなしのマンションなどは、「冬は寒く、夏は暑い」という状態になりやすいので、上記に当てはまる条件で物件をお探しの方は特に気を付けて確認していただければと思います。
まとめ
ホームインスペクションは、住宅の欠陥箇所を調べることはもちろんなのですが、それが目的ではありません。
あくまで、物件に関して必要な情報を把握して、購入やリフォームの際には最適な決断ができるよう、判断材料を揃えていくというところがポイントです。
ホームインスペクションを利用して、自分たちでは知ることができなかった住宅に関する情報を活用しながら、ご家族やご自身にピッタリの住まい探しをしてみてはいかがでしょうか。
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