不動産売買においては専門的な用語がたくさん出てきます。
難しそうな用語に思えますが、意味を抑えておくとマイホーム購入時に役立つ内容が多いです。
今回は建築基準法の概要について触れてみたいと思います。
不動産購入をお考えの方はウンチクとして覚えておきましょう。
不動産ウンチク①建築基準法とは?
建築基準法とは、国民の生命や財産を守るための建築物に関する最低の基準規定です。
主に敷地・構造・設備・用途においての基準が定められています。
建築時は「確認済証」、建築後は「検査済証」の交付を役所から受けなくてなりません。
検査済証は建築基準法に沿った建造物かを証明する書類として、不動産売買時にも重要です。
設計・建築するさいに順守すべき内容が建築基準法であると認識しましょう。
不動産ウンチク②建築基準法の必要性
建築基準法は安全な住居で生活を営んでいくために欠かせない法律です。
さまざまな規制がエリアによって設けられていますが、全国で適用される内容は、公共の福祉の増進における安全性の担保です。
また、社会資産として質の高い街並みを築いていく基盤にもなっています。
不動産ウンチク③建築基準法の例
建築基準法で覚えておくと良さそうな3項目、既存不適格建築物・景観地区・建ぺい率と容積率をご紹介します!
▼既存不適格建築物
既存不適格建築物は、過去の建築基準は満たしているけれども、現在の建築基準に適していない建築物をさします。
除去や改修などの命令は受けませんが、大規模なリフォームをするさいは、現行の法律に沿わなくてはなりません。
▼景観地区
市街地の景観を損ねない条例が規制されている都市計画区域と準都市計画区域を景観地区といいます。
市町村によって内容はさまざまで、建造物の高さやデザインが規制されています。
京都などは景観地区として有名ですね。
▼建ぺい率・容積率
建ぺい率も容積率も、建築しようとする土地にどれくらいの規模の建築が可能かを示す値です。
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合です。
容積率とは、敷地面積に対する延べ床面積(各階の床面積の合計)の割合です。
用途地域によってパーセンテージに幅があり、条件によって緩和措置があります。
まとめ
不動産に興味があり、新築やリフォームをお考えであれば、建築基準法を頭に入れておきましょう。
知識のストックは失敗や後悔を最小限にしてくれるはずです。
センチュリー21グローバル不動産販売では不動産購入に関するご相談を承っております。
ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。