京町家は、京都市内に古くからある木造家屋の総称で、店舗を併設したものも含みます。
間口が狭く、奥行きが深い「うなぎの寝床」と呼ばれる間取りが特徴です。
京町家をリノベーションしてホテルにしたり、店舗として活用するのが人気で、外国人旅行客の増加などもあり近年注目が集まっています。
一方で、廃墟と化した町家も多くなっており、相続を含めて維持管理に問題を抱えているものも多くなっています。
そこで、京町家へのリノベーションを支援する動きが広がっています。
京町家をリノベーション 町家の魅力
町屋や古民家の魅力は、何といっても天然素材を使用した住居空間の贅沢さにあります。
昔ながらの質の良い和紙や木材を使用した障子や梁、床材、畳や塗り壁などが残る家は、日本の気候にあった昔ながらの環境に優しい住まいと言えます。
季節によって寒暖の差が大きい京都の気候で培われた施工法のため、建築には大変優れた技術が用いられています。
また京都らしさ、日本らしさを体現しているので、国内外からの観光客が京町家への滞在を希望するニーズが増えています。
京町家をリノベーション施工して活用しよう
2010年8月、京都市が市内全域を対象に京町家の実態調査を行った結果、4万7,735軒が残存しており、うち10.5%が空き家となっていました。
一方で「京町家に暮らしたり、店を開いたりしたい」というニーズも多く、京町家の売買仲介、シェアハウスや店舗、宿泊施設などへの改修、運営代行を手掛ける地元企業も増えています。
これらに必要な資金を、利回りを目的とした投資だけでなく、京都の街並み保存を応援するためのクラウドファンディングで提供する動きも広がっています。
また、京町家の改修費用専用ローンを取り扱う地元金融機関も出てきています。
京町家を現代に合わせてリノベーション
建物の老朽化や地球の気候変動の影響もあり、維持するにはリノベーションが必要になってきます。
築百数十年の町屋や古民家は、
冬の隙間風で寒さが厳しいことも。
断熱改修や気密性能を強化するリノベーションを施工することで、冬も暖かく過ごすことができるようになります。
腐食部材は取り換え、壁は塗り直しをするなど、適切な維持管理をすれば京町家は100年、200年と長い年月にわたって暮らしていくことができます。
まとめ
古くからある味わい深い京町家をリノベーションで維持し、現代ニーズに合わせて改良して住むことで快適な暮らしが送れます。
また、京都の歴史や伝統を感じながら暮らせることは、現代においてとても贅沢なことなのかもしれませんね。
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