中古住宅を購入して、改修・リノベーションまで行う前提であれば、住宅ローンとリフォームローンを別々にするよりも、一体型にしたものを利用することをおすすめします。
その理由をまとめてみましょう。
低金利で長く借りられる
リフォーム費用も住宅ローンで借りることで、金利の低さと返済期間を長く設定できますよ。
住宅ローンの多くは、増改築なども対象に含まれていますので、リフォーム工事費用として住宅ローンを借りることもできます。
リフォームローンの場合、返済期間は10〜15年程度になることが多く、金利も4~5%ほど発生します。
一方、住宅ローンは最長35年の返済期間が設定でき、金利1〜2%台で借りられるものもあるので、まとめて借りるほうが得策ですね。
手続きが楽、諸費用も軽減
中古住宅の物件価格のローンとリフォーム費用のローンを別々に借りる場合は、契約時の印紙税や融資手数料などが二重にかかるので諸費用の額も増えることになりますし、その分手間もかさむことになりますよ。
また、中古住宅の購入にもリフォーム工事にも、一定の頭金が必要になります。
フラット35(リフォーム一体型)
どのようなローンが実際に利用可能かは、金融機関や不動産会社などとよく相談すべきです。
ここではその一例として、フラット35(リフォーム一体型)を取り上げます。
中古住宅の購入価格とリフォーム代金の合計が1億円以下の物件を対象に、最大8,000万円まで借りることができます。
リフォーム工事の内容、費用や借入額との割合に制限がないので、比較的高額な物件を購入して小規模な補修をするのにも、安価な物件を購入して大規模なリノベーションをするのにも有効です。
金利も1%台で借りられるので、非常にありがたいですね。
さらに、リノベーション後の住宅が省エネルギー性、耐震性など住宅金融支援機構が定める技術基準を満たす場合には、フラット35Sが適用できますよ。
フラット35Sでは最大10年間、金利が0.25%下がるため、総返済額を5%ほど引き下げる効果があります。
まとめ
良いと思った中古住宅を購入して、気になる部分が後で見つかって改修するよりも、最初からリノベーション前提の物件選びをしたほうが、最終的には安く、良い物件に巡り会える可能性も少なくありません。
立地は良いけれど、仕様に難点があり、安くなっている物件を購入してリノベーションする、というのがコストパフォーマンスの良い買い物になりそうです。
住宅購入は、人生のうちにそう何度もあることではないので、しっかり準備して、計画的に取り組みたいですね。
京都・大阪エリアで中古住宅を購入してリフォームをお考えの方は、センチュリー21グローバル不動産までぜひご相談ください。