自分の所有する不動産を売却しようと考えたとき、まずはいくらくらいで売却できるのか知りたいですよね。
そんな時、路線価図の見方を理解しておけば、ご自身で査定額を計算することができます。
今回は、路線価から査定額を算出する計算方法をご紹介いたします。
査定額の指標となる路線価とは
路線価とは、道路に面した宅地1㎡当たりの土地の評価額を言い、相続税や贈与税を算出するときの基準として用いられます。
毎年8月頃に国税庁から公表され、路線価を知りたい場合は、税務署や国税庁のHPで閲覧することができます。
路線価は、あくまでも相続税や贈与税を算出するための参考価格のため、その不動産が実際に市場で取り引きされる価格とは異なります。
ただし、市場価値を参考として設定されていますので、査定価格を知るための目安にすることができます。
路線価から査定額を算出する計算方法
路線価が記載された図面を路線価図と言い、インターネットで誰でも自由に閲覧できます。
路線価図を見ると、道路ごとに「400C」「80A」などといった数字とアルファベットを組み合わせた数字が表記されています。
この数字の部分が評価額になっていて、その道路に面した土地の1㎡当たりの千円単位の金額を表しています。
例えば、道路に「400C」と表記されていた場合、その道路に面した土地は1㎡あたり400千円=40万円の価値があるという事です。
では、この路線価から土地の査定額を算出してみましょう。
「400C」に面した土地が100㎡だった場合の査定額の計算方法は以下になります。
400千円/㎡×100㎡=4,000万円
4,000万円×1.25=5,000万円
査定額は5,000万円になります。
ここでなぜ1.25をかけるのかというと、路線価は市場で取引される価格の8割程度と言われています。
そのため、この4,000万円に1÷0.8=1.25をかけるとその土地の大まかな査定額が算出できるというわけです。
路線価から査定額を算出すれば、満足できる不動産売却が実現する
不動産会社では、それまで行った不動産売買の経験や、レインズ(不動産物件情報データベース)のデータなどをもとに、査定額を算出しています。
そのため、不動産会社の査定額と路線価をもとに自ら算出した査定額とは同じになることはありません。
しかし、ある程度の査定金額を把握しておいてから不動産会社の査定を受ければ、その査定額に納得して売却活動を進めることができます。
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