ここ数回のコラムでは、京都・大阪の中古マンションの売却査定についてご紹介してきました。
査定をし、ご自身が持つ不動産の価格が理解できたところで、次のステップはいよいよ売却です。
ところで、最終的な売却価格はどのように決めたら良いのでしょうか。
価格が高すぎても売れませんし、安すぎても損をしてしまうため、価格決めは大変重要です。
今回は、ご自身の希望する売却を実現するために、価格の設定方法をご紹介します。
中古マンション売却の価格設定 ~近隣の物件相場から~
マンションの価格設定では、周辺の物件相場が大きな手掛かりとなります。
同じマンション内の別室で売りに出ている物件はありませんか?
間取りが同じなら、その価格は大いに参考になります。
また、同じマンション内でなくとも、近隣の似たようなマンションで、ここ数年のうちに売られた物件の情報をネットのマンション情報などでチェックしてみます。
成約事例は、レインズマーケットインフォメーションというサイトで見ることができます。
細かい住所までは公表されていませんが、大阪・京都等地域を絞って、同じ広さのマンションの成約事例を参照できます。
中古マンション売却の価格設定 ~値下げ交渉分を考慮する~
近隣相場を確認し、大まかな相場が把握できても、それをそのまま売り出し価格にしてはいけません。
なぜなら多くの場合、買主側から値下げの要求をされるからです。
若干の値下げには応じる姿勢を見せましょう。
そうすることで、買主に好印象を与え、その後の交渉をスムーズに進められます。
今までの事例から見ても、たとえ買主の希望額まで値下げがされなかったとしても、購入を決めてくれるケースが多いようです。
そのため、売り出し価格を決定するときには数十万円の余裕を持たせ、値下げ交渉にも応じられるようにしておくのがベストです。
中古マンション売却の価格設定 ~売る時期を決める~
「売る時期」は、売却活動において非常に大きなポイントになります。
所有している期間が長ければ、それだけ管理費や修繕積立金の支払いが生じますし、できるだけ高値で早く売れるに越したことはありません。
半年以内に売りたい場合、ついつい安値で価格設定をしてしまいがちです。
これでは売れた後に「もっと高く売れていたかも・・・」と後悔することにもなりかねません。
この場合、「理想の価格」~「査定額」で売り出すのが良いでしょう。
ただ、「理想の価格」が相場とかけ離れていては当然売れませんので、仲介する不動産会社の意見を聞きながら慎重に決定します。
売り急いでいなければ、「理想の価格」で売り出し、じっくりと買手を待ちましょう。
ただし、不動産会社からの近況報告などは参考にし、場合によっては価格交渉に応じるなど柔軟な対応が必要です。
おわりに
中古マンションの売却活動を不動産会社に全て任せしてしまっては、後で「あの時、こうすれば良かったかも」と後悔するかもしれません。
「最低限の価格」「理想の売却額」「売る時期」の3つと、「売却額」はご自身でしっかりと決めておきたいですね。
それを成功させるには、売却のプロである不動産会社との連携が必須です。
センチュリー21グローバル不動産販売では、お客様に的確なアドバイスを行い、ご満足いただける売却をお手伝いいたします。
大阪・京都の中古マンション売却は、弊社にお任せください。