不動産購入では、物件周辺の生活環境や間取り、敷地などをチェックするのは必須です。
しかし、新築と中古では、物件下見でチェックしたいポイントが異なります。
今回は不動産購入の際の、中古一戸建て特有のチェックポイントをまとめてみました。
中古一戸建て・下見のチェックポイント
・建物の傷み具合は？
契約や引き渡しの後に痛みや故障がわかると、想定外の出費となることがあります。
そのため、物件の下見では建物の細部もしっかり確認することが必要です。
築年数が経っていれば、建物にはそれなりに痛みや汚れも見つかるでしょう。
中でも、雨漏りのシミがあったり、シロアリの被害跡があった場合、基礎部分が傷んでいる可能性があります。
構造部分の確認は素人には難しいため、住宅診断士にチェックを依頼すると安心です。
また、建物の修繕履歴についても売主側に確認しておき、次のメンテナンスまでにどのくらいの期間があるのかもチェックしておくと、資金計画が立てやすくなります。
・水道と電気
洗面所やキッチン・トイレなどの水回りは水を流してみましょう。
水の量が極端に少なくはないか、蛇口下の配管には水漏れが無いかなどをチェックします。
電球は、配置されているところは全て点灯してみましょう。
電気がつかない場合、球切れか配線不良か売主に確認を依頼します。
内装にひび割れや水漏れのシミなどが無いかをチェックしましょう。
内装のひび割れには、経年劣化によるものと、建物の傾きが原因のものがあります。
どちらによるひび割れなのか、原因を確かめましょう。
床を踏んでみて、柔らかい部分があれば腐食している場合があります。
また、傾きが無いかも併せてチェックしましょう。
道路や敷地内から外壁と基礎の表面を観察し、ひび割れが無いかも確認します。
・接道は？
物件周辺の道路には、十分な幅があるでしょうか。
接道が私道だった場合、建て替えに制限がある事が多いので注意が必要です。
また、私道の使用や通行に関するトラブルがある時は、売主はその事実を買主に伝えなければなりません。
・建物周辺の確認
建物の塀や植栽が、お隣の土地に越境していないか、または反対に越境されていないかを確認しましょう。
合わせてゴミ置き場までの距離なども確認しておきたいところです。
上手な下見のコツ
下見には、次の物を持っていくとチェックに役立ちます。
・懐中電灯
天井裏や床下、コンセントなど室内の隅をチェックする時などに、懐中電灯が役立ちます。
下見では普段見られない床下なども、遠慮せずに見せてもらいましょう。
・メジャー
間口や収納スペースを測る際に必要です。
・ビー玉
床やレールなどの傾きを確認する事ができます。
中古一戸建ての場合、売主がまだ住んでいる場合もあります。
そのため、勝手に器具に触ったり、収納スペースを開けて中身を見るようなことは止めましょう。
見たい場合は売主に声をかけてからにします。
売主に良い印象を与える事も、不動産購入を成功に導くコツです。
おわりに
中古一戸建て購入前の、物件下見のポイントとコツをご紹介しました。
センチュリー21グローバル不動産販売では、大阪・京都の中古一戸建てを多数ご紹介しています。
コストを抑えて中古一戸建てを購入し、新築のように素敵にリフォームしたいという方も、お気軽に弊社までご相談ください。
