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最近では、オール電化を採用する家庭も増加しており、IHクッキングヒーターの導入も一般的になりつつあります。
しかし、使い慣れたガスコンロも捨てがたく、どちらが良いか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
IHクッキングヒーターとガスコンロで迷っている方は、ぜひお役立てくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちらIHクッキングヒーターとは?ガスコンロと比較
IHクッキングヒーターとは、火を使わずに熱を加える調理器具です。
IHは「Induction Heating」の略称で、電磁誘導加熱を意味します。
ヒーターの内部にあるコイルに電流を流し、発熱させることで鍋底を加熱します。
そのため、IHクッキングヒーターは、素材を均一に加熱できるのが特徴です。
IHクッキングヒーターには、以下の3種類があります。
家族構成や使用頻度から最適なタイプを選ぶとよいでしょう。
・ビルトイン型
システムキッチンに対応しているビルトイン型IHクッキングヒーターは、キッチンと一体化したスタイリッシュなデザインが魅力です。
調理機能の豊富さや火力の強さから、家族数人で使用する場合はビルトイン型がおすすめです。
ただし、ビルトイン型の多くは、200Vの電圧が必要になります。
一般的な家電製品は100Vなので、新たな配線工事が必要になる場合も。
そのため、ガスコンロと比較すると導入コストが割高になります。
・据置型
コンロ台に設置するタイプの据置型IHクッキングヒーターです。
設置工事が不要なので、コストや手間をかけず、手軽に導入できるのがメリットです。
ただし、グリルの有無や調理機能によって価格が異なりますので、自分の調理スタイルに合ったモデルを選びましょう。
・卓上型
卓上型は、テーブルの上で使用できる手軽さと、リーズナブルな価格が魅力です。
一人暮らしの方や、家族で鍋を囲むときに活用できます。
また、ビルトイン型や据置型の導入を検討している方は、卓上型IHクッキングヒーターで使用感を確認してみるのも、ひとつの方法です。
ガスコンロより安全?IHクッキングヒーターのメリット・デメリット
次に、IHクッキングヒーターのメリット・デメリットをご紹介します。
IHクッキングヒーターのメリット
・安全性が高い
IHクッキングヒーターの最大のメリットは安全性の高さです。
火を使わないため、燃え移りやガス漏れといった危険性がありません。
また、火の消し忘れが起こることもないので、高齢者やお子様がいるご家庭にも最適です。
ただし、使用後の天板は高温になっているため、注意しましょう。
・お手入れが簡単
IHクッキングヒーターは、天板を拭き取るだけで掃除が完了します。
ガスコンロのように、五徳を外したり、凹凸部分を磨いたりする必要がありません。
家事の時短につながるため、忙しい主婦にとっては大きなメリットです。
・調理機能が豊富
IHクッキングヒーターには、タイマー機能や揚げ物機能などのサポート機能が備わっているものが多くあります。
そのため、操作のコツを覚えれば、料理のレパートリーもグッと広がるでしょう。
料理が好きという方や、料理のレパートリーを増やしたいという方は、調理機能にもこだわって選んでみてはいかがでしょうか。
・熱効率が高い
IHクッキングヒーターの熱効率は約90%と高く、無駄なく鍋を加熱できます。
そのため、熱効率が約55%のガスコンロより、加熱スピードが早いのが特徴です。
また、無駄な熱が放出されないため室温も上がらず、夏場でも快適に調理できるのが嬉しいポイントです。
IHクッキングヒーターのデメリット
・調理器具に制限がある
IHクッキングヒーターは、ステンレス製や鍋底が平らなものなど、IH専用の調理器具しか使用できません。
アルミ製の鍋や土鍋などは使えないため、ガスコンロから切り替える際は、調理器具を買い換えなくてはいけない場合があります。
・停電時に使用できない
IHクッキングヒーターは、電力に依存しているため、停電時に使用できなくなるデメリットがあります。
電気とガスをバランス良く利用するのも、災害時のリスクに備えるひとつの選択肢といえるでしょう。
・光熱費が高くつくケースも
契約している電気料金プランによっては、ガスコンロよりコストがかかる可能性があります。
一般的に、電気料金は昼間の時間帯がもっとも割高に設定されています。
そのため、昼間の時間帯にIHクッキングヒーターを使用する機会が多いご家庭は、注意が必要です。
「電気代が高くなった」と感じたら、使用時間帯と照らし合わせて、料金プランを見直すとよいでしょう。
・二口以上を同時使用すると火力が弱まる
IHクッキングヒーターは、使用できる電力量が決まっています。
そのため、二口以上を同時に使用すると、火力を抑える機能が作動します。
料理のスピードを重視する場合は、最大火力で二口以上を使えるガスコンロのほうが効率的に調理を進められるでしょう。
IHクッキングヒーターより使いやすい?ガスコンロのメリットとデメリット
続いては、ガスコンロのメリットとデメリットをご紹介します。
ガスコンロのメリット
・調理器具を選ばない
ガスコンロは、使用できる調理器具の素材や種類を選びません。
中華鍋や土鍋など、あらゆる調理器具を利用し、幅広く料理を楽しめます。
・停電時にも使用できる
IHクッキングヒーターと違い、ガスコンロは停電時にも使用できます。
特に冬場など、万が一停電になった際に、ガスコンロが利用できると安心です。
特に、お子様がいるご家庭では、ミルクを作ったりご飯を炊いたりと、ガスが必要不可欠な場合も。
緊急事態の備えとして、ガスと電気をバランス良く利用することも重要です。
・高火力で調理できる
ガスコンロは、二口以上を同時に使用しても火力が落ちることはありません。
また、鍋を振ったり傾けたりと、火力を活用しながら調理できるのも魅力です。
ガスコンロのデメリット
・火災やガス漏れのリスクがある
火とガスを使うため、火災やガス漏れの危険性があります。
火の消し忘れや、燃え移りによる火災事故も少なくありません。
特にお年寄りやお子様が使用する際には、注意が必要です。
・手入れが面倒
ガスコンロは、五徳をはずして磨かなければいけません。
そのため、IHクッキングヒーターと比較すると手入れが大変なのがデメリットといえるでしょう。
ただし、最近では、ガスコンロでもお手入れが簡単な素材・形状のものが増えつつあります。
・室内に熱がこもる
夏場、ガスコンロ使用時に「暑い」と感じたことはありませんか?
ガスコンロは、火を使うので室内温度が上昇します。
特に夏場の使用では、キッチンの温度が急上昇するため、熱中症の原因となる場合も。
また、冷房効率も下がるため、長時間の使用は避けるのが無難でしょう。
・プロパンガス地域だとガス代が高い
プロパンガスの場合、都市ガスと比較するとガス料金が高く設定されています。
そのため、オール電化の導入で、光熱費が大幅に削減できる場合もあります。
設置費用はIHクッキングヒーターのほうが割高ですが、ランニングコストも加味して考えるとよいでしょう。
まとめ
IHクッキングヒーターとガスコンロのメリット・デメリットについて紹介しました。
IHクッキングヒーターとガスコンロ、それぞれに長所と短所があり、一概に「どちらが良い」とはいえません。
お手入れのラクさを重視するのか、コストを重視するのか、自分の判断軸によって異なります。
お手持ちの調理器具や居住地域、ライフスタイルと照らし合わせて、自分に合ったほうを選ぶとよいでしょう。
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