今までは、創るエネルギーより使うエネルギーが多い住宅が大多数を占めていました。
しかし、最近は身近な再生可能エネルギーとして、太陽光発電や断熱材・省エネ機器の技術が発達しています。
そして、使うエネルギーを自力で賄う「ZEH(ゼッチ)住宅」もみられるようになりました。
今回は、ZEH住宅についてご紹介します。
未来の住宅のスタイル ZEHって何?
ZEH住宅とは「使うエネルギー以上に創るエネルギーが多い住宅」のことで、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」を略した呼び方です。
従来の省エネ住宅の進化系ともいえるZEH住宅は、断熱・省エネ・創エネの3つを柱としています。
ZEH住宅には、「暑さや寒さを和らげる断熱材や窓を使用」「LED照明などの省エネ機材でエネルギー消費を抑制」「太陽光発電でエネルギーを創る」などの特徴があります。
再生可能エネルギーを使って「光熱費0円」を目指せるのが、ZEH住宅の魅力です。
ZEHに該当する住宅には補助金が出る!
現在は国もZEH住宅を推奨しており、基準を満たすと一戸あたり70万円の補助金をもらえます。
ただし、ZEH住宅を建てる場合は「一般社団法人 環境共創イニシアチブ(SII)」の定める基準を満たす必要があります。
登録された「ZEHビルダー(ハウスメーカーや工務店など)」にZEH仕様の住宅を建ててもらうと、補助金をもらえます。
なお、ZEH住宅の基準は、寒冷地など地域の特性によって多少異なります。
そしてZEH住宅に対する国の補助金は年度ごとに予算が決まっているので、予算を超えたらZEH仕様の住宅を建てても補助金をもらえません。
補助金の採択方式は先着順なので、なるべく年度始めに申請したほうがよいでしょう。
なお、1年に3回の公募期間を設けていますので、小まめに情報をチェックしましょう。
大阪市が行っているZEH関連の住宅補助は?
大阪市は大阪市独自のZEH関連の住宅補助として、消費電力量を計る機器を3ヶ月間無料で貸し出しています。
目標値を設定することができ、目標値を超えた場合はブザー鳴動と赤ランプ点灯で知らせてくれるので、省エネを意識することができます。
また、1日の電気使用状況がグラフで確認できるので、電気を多く使う時間帯がわかりますよ。
まとめ
以上、ZEH住宅についてご紹介しました。
環境にも懐にも優しい再生可能エネルギーを活用するZEH住宅を建てたい場合は、事前に自治体のホームページをチェックしてみてください。
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