転職直後にマイホームを購入する場合、住宅ローンの審査に通りにくくなると耳にしたことがある人も多いかと思います。
今回はそう言われる理由や、実際にその様な傾向があるのか確認していきたいと思います。
勤続年数
住宅ローンを組む上で一番重要なことは、返済計画をきちんと履行できることです。
勤続年数が長いということは、安定した職場、収入があるということの分かりやすい目安になるので、やはり住宅ローンも組みやすくなります。
勤続年数が1年未満だと、安定性に欠けるとみなされたり、待遇面でのミスマッチが不安視されたりすることがあるので、住宅ローンは組みにくくなります。
転職直後でも住宅ローンが組める場合
たとえば「フラット35」では、勤続年数が審査項目に入っていないので、転職直後でも住宅ローンの申し込みが可能となります。
また、転職を経て収入が増えている場合など、キャリアアップができている場合には、勤続年数が比較的短くても住宅ローンの申請が通ることも珍しくありません。
その場合は収入証明書のかわりにこれまでの職歴が記載された職歴書や、勤務先が発行した雇用契約書や年収見込み証明書などの提出を求められることがあります。
実は別の理由でNGになっている?
住宅ローンの申請が否認される理由は収入や勤続年数だけでなく、借入状況が必ずチェックされます。
教育ローンや自動車ローンなど、すでに複数のローンを組んでいる場合は審査に影響が出ます。
クレジットカード、キャッシングの支払い、携帯電話料金の支払いなどで滞りがある場合も悪影響があります。
過去の借入状況の情報は最長5年まで残るので、過去5年間で返済事故を起こしていると、ローンが通らない可能性が高いです。
金融機関は審査に落ちた理由を教えてくれないので、ご自身で正しく分析し、対処しなければなりません。
まとめ
やはり勤続年数が長いとが住宅ローンは通りやすいのは間違いないです。
とはいえ、転職が以前より一般的になってきた影響もあり、勤続年数がそれほど重視されなくなってきているのも事実です。
十分な収入・資金計画があれば、勤続年数の短さを補うことが可能です。
審査で引っ掛かってしまう場合には、転職直後以外の理由がないか、特に他のローンや各種支払いなどで問題がないかを確認して、問題の芽を摘みましょう。
勤続年数が理由でローンが組めない場合には、その間貯蓄をして待ちましょう。
勤続3年で9割方ローンは組めるので、足止めを食らう期間はさほど長くありません。
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