中古住宅を購入し、リフォームする際に、コンセントの数を増やすことを検討する方が増えています。
その際に検討、注意すべきポイントをまとめておきましょう。
既存のコンセントの近くに増設する場合
位置は変えないけれども2口から3口に数を増やす工事は比較的容易で、費用は7000〜8000円程度で済む場合が多いです。
取り替え工事には電気工事の資格が必要なので、専門の業者に依頼してください。
また、コンセントの設置場所を増やしたいという方も多いでしょう。
その場合、既存のコンセントの裏側、壁を挟んだ部屋の同じ位置に設置すると、配線がすぐ近くなので工事費用を比較的抑えられます。
既存のコンセントの近くに増設する場合
既存のコンセントから大きく離れた場所に増設しようとすると、間に柱があるため、少し大掛かりな工事になります。
設置したい位置の天井と壁を少しずつくり抜いて、配線を分岐させて下ろし、くり抜いて補修した壁にアクセントクロスを張って、見た目を整えてリフォーム完成です。
費用は1か所につき3万円ほどかかります。
壁全体を張り替える場合は、部屋の広さにもよりますが、6畳間で5〜6万円程度からでできるので、元々の壁紙の状態によってはこれも検討したほうがよいでしょう。
購入後にコンセント増設のリフォームを検討している方はもちろん、将来増設するかもしれないことを踏まえ、住宅を購入する際には電気の配線図面があるかどうかも確認しておきましょう。
図面を見ればわかることも多く、作業も簡略化できるので、余計な費用をかけずに済ますこともできます。
どこに増設する?
リフォームの際に、コンセントを増設する箇所として人気が高いのは以下の場所です。
・寝室
スマートフォンを目覚まし時計として利用する人も多く、寝ている間に充電をしておきたいと考えるようです。
・玄関ドア脇の外部
一戸建てなら、冬はクリスマスツリーやイルミネーションを飾ることもできますし、それ以外のシーズンでも草刈りをする時や、外壁掃除のための機械接続など実用的にも使えます。
また、最近では電気自動車の充電に使うという事例も少しずつ増えています。
・靴箱の上
インテリアライトや水槽、虫除け用の器具、電動自転車のバッテリーの充電などに重宝します。
・フロア用
床のリフォームをする場合には、フロアコンセントの設置も検討するといいでしょう。
ホットプレートや卓上調理器、掃除機などの使用に便利です。
フロアコンセントだけをあとから取り付けるのは、作業面で手間が多く、費用がかさみがちです。
まとめ
生活様式の変化もあり、家庭内でのコンセントの需要はさらに増しています。
中古物件を購入して住む場合には、壁・床のリフォームを行うのと同時に、コンセントの数を増やすと利便性が高まります。
京都・大阪でコンセント増設のリフォームを検討中なら、センチュリー21グローバル不動産までご相談ください。