不動産の購入やマイホームの建築の際に、一番重要視することとはなんでしょうか。
周辺環境や公共交通機関の利便性が良い、買い物施設が整っている、保育園や幼稚園が充実しているなど、人それぞれ重視するポイントは異なってきます。
もちろん、こういった条件も必要ですが、これから一生そこで暮らすかもしれないことを考えると、土地の地盤や地形にまで気をつけておく必要があります。
万が一災害が起きた際でも、しっかりした地形の上に家があるのとそうでないのとでは、被害が大きく変わるでしょう。
今回は、災害に強い土地の見分け方と、特徴や注意点について説明します。
災害に強い土地とは
災害に強い土地というと、高台にあるとイメージされる方もいらっしゃるでしょう。
しかしここでの注意点は、高台にある土地=災害に強い土地ではないということです。
では、どういった土地や地形が災害に強いのかというと、ずばり地盤が固く、土砂崩れや崖崩れの心配が少ないところです。
地盤が固いということは、仮に大地震が発生しても地割れや液状化現象が起きにくく、マイホームへの被害も少なく済む可能性があります。
なお、地盤の固さは土の粒子の直径によって異なるんですよ。
土の粒子は細かい方から、粘土・シルト・砂・礫(れき)と分類され、これらが混ざり合って地盤を形成し、強度を高めています。
また、地盤は土が堆積してからの年月が長ければ長いほど固くなるので、それも覚えておくと土地選びのヒントとして役立つでしょう。
ちなみに、土地の中には盛り土をして造られているものもありますが、盛り土は斜面に土を人工的に持って平らにしている土地です。
そのため、盛った地面は元々の地面より柔らかく、大規模災害が起きた時には崩れてしまう恐れがあります。
京都における災害に強い地域とは
災害の強さを判断するポイントの一つに、津波到達の可能性がどれくらいあるのかということもあります。
7年前の東日本大震災では、海岸沿いだけでなく沿岸部に近い市街地の中にまで津波が押し寄せ、多くの方が犠牲となりました。
そのため、土地を購入する時は沿岸部に近いエリアを避けたいと考える方もいらっしゃいます。
そうした情報を知るには、自治体が作成・公表しているハザードマップを利用しましょう。
ハザードマップは、過去の災害や今後想定される災害を総合的に検証し、各地域で想定される被害を図式化したものです。
例えば隣同士の地域でも、地形によっては想定される被害の度合いが異なる場合もあります。
京都でも、府や各自治体単位でハザードマップを作成・公開していますので、土地購入前にはぜひチェックしてください。
参考ページ
まとめ
どんな地域であっても、永久的に全く災害を受けないと言い切れる場所はありません。
ただ、事前の対策によって、被害に遭う可能性を低くすることはできます。
安心して暮らすためにも、土地を購入する際は災害に強いエリアなのか確認してくださいね。
京都で災害に強いエリアの土地をお探しなら、センチュリー21グローバル不動産までご相談ください。